星の琴線*きおくのきろく

ときに濃厚に、ときにふんわりと。感じたまま見たままに綴る空想的ノンフィクション。

2019-01-13から1日間の記事一覧

水晶の星

そこにあるのは 鉱物のような形態の ものたちだった。 動かず、時にほのかに揺れる光を放ち 音もなく歌うように声をかけあう。 そんな存在が、このセカイの住人だった。 彼らは 彼女たちは 動かず自ら何かをするという意志をあまり持たないため 容易く採取さ…