星の琴線*きおくのきろく

ときに濃厚に、ときにふんわりと。感じたまま見たままに綴る空想的ノンフィクション。

2019-02-02から1日間の記事一覧

透過させる微細な響き

城の中か船の中なのか 壁いっぱいの大きな窓も柱も 高く 見上げた先は 天井の 小さな光が瞬く碧の中に消え足元にも 同じように 深淵な藍の世界を湛えている そんな大広間があった 自身の純度を更に高め澱みない響きを 内に多次元のゲートを透過させ また 空…