星の琴線*きおくのきろく

ときに濃厚に、ときにふんわりと。感じたまま見たままに綴る空想的ノンフィクション。

狭間より問うもの、天より奏でるもの

 

彼は…彼は今、自分には何ができるのだろうと
どうすればいいのだろうかと。
考えに考えている。

 

狭間にいるものとして
狭間世界にいる自分と同じくするもの達のことを思い、
どうすればいいのかと
助けを求めるように

 

天に、自分の内に息づく
今では兄のように感じる 自分の系譜の存在たちに想いを馳せる。

 

例えば、頭上高く見上げた星空の向こうに居るかのような
不敵に微笑むすぐ上の兄ならば、
思考を、迷いを一切挟むことなく
かつよどみなく 動くのだろう

 

あの暖かく眩しく  そのカタチもわからぬ兄ならば
軽く手を挙げ微笑むことで
周りの景色も輝き始め安らぐのだろう。

 

更にその先の・・・・・となれば
自分には計り知れなく、感知する事すらままならぬ。

 

そんな 兄たち全てに 託され

 

共にと言われても


この 何も為し得ず
今となっては気力を失い
動機目的すら掴めず戸惑う自分に
いったい何ができるというのか。

 

自分 も  捨てず
自分 を  捨てず

 

いま存在する世界で  それらを 全うするということは
どういうことなのだろう。

 

彼は 考え続けている。

 

そんな彼を  変わらず  兄たちは


その体内に 温かく抱き続け

 

ひとつとして


循環し続ける。

 

そして彼の変化と共にまた 天の兄たちも
微かに震え
なにものにも混じらない  自分たちの音を
それぞれの領域へと  響かせ

 

他の  響きと  交わっていくのだった。

 

 

 

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