星の琴線*きおくのきろく

ときに濃厚に、ときにふんわりと。感じたまま見たままに綴る空想的ノンフィクション。

深い海

 

深い海がある。

 

 

濃厚なエネルギーに満ち

 

羊水のように   温かく

 

けれども  生命の律動が希薄な

 

海だ。

 

 

 


纏わりつく宇宙(ソラ)のような静けさの中を

ついと
このセカイの住人が渡っていく。

 

 

圧の存在を感じさせないほどに
優雅にその身を翻して。

 

 

 

 

この音の無いセカイにも
震え 奏でるものは溢れ  彼女たちの耳に届いていた。

 

そうして 彼女たちは
自分が次に取る行動を決めることができたのだった。

 

 

 

 

だから このセカイに居た事があるものは
今も、
聴くように  現象を拾っていくのだろう。

 

 

連なる特性の現れとして
そこに生まれ 

 

場を移しても   また

海を懐かしく想い

時に 恐ろしくも感じつつも   離れがたくもあるのだろう。

 

 

 

 

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