星の琴線*きおくのきろく

ときに濃厚に、ときにふんわりと。感じたまま見たままに綴る空想的ノンフィクション。

希望とは冗談みたいなもの

 

何度眺めても同じものとしか思えない

 けれども今しがた届けられた新しい報告書の束を

無造作にテーブルに放り出し、

いつものようにその上で足を組んで大きく伸びをする。

 

  

彼のいるセカイは、どこの軸にも行く事が容易く、

彼自身はそれを得手としていたため、

上からも下からも重宝がられ、

 仕事を選んでいるつもりが結局何でも屋のようになっている状況である。

 

 まるで中間管理職のようだな。

  

彼の旧知の仲間のセカイを真似て呟いてみる。

 

 


彼のいるセカイは全体の中でも、

その特性ゆえ他のセカイから大きな期待をかけられていた。

  

しかし、そもそも、

 そのような処置、処理が必要になった原因はもっと上の方とはいえ、

 より混乱させたのはここのセカイなわけで、

他のセカイに行ける技も、いらぬチョッカイを他所にかける為に発展したわけで

 ちっとも有難くもなく

 自業自得といえる。

 

 

 

もはや収拾のつかないことを無理やり納得することも

 見えていない振りをすることも、

 初めから無かったことにすることも、

 既に限界を超えて面白いことになっている。

 


これからが見ものだよ。

 

  

束の間の休息に、

挑戦的かつ意地の悪い笑みをその瞳に宿し

冗談のように本気でそんなことを思う彼なのだった。

 

 

 

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